【ネタバレ有】『テリファイド』あらすじ・解説

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こんにちは。当ブログの2人の運営者のうちPOOLくんじゃないほう、ホラーホストのSEBAです。

 

今回はホラーホストとしてのYouTube動画で解説した作品をブログで解説したいと思います。動画で観たい方は記事最下部に貼ってある動画をご覧ください!

 

というわけで、今回紹介する作品は『テリファイド』です。

出演 : マキシ・ギオーネ, ノルベルト・アマデオ・ゴンサロ, エルヴィラ・オネット, ジョージ・ルイス, アクスティン・リッタノ
【注意】この記事はネタバレを含みます。

『テリファイド』あらすじ

『テリファイド』は2017年公開作品のアルゼンチン映画。監督はデミアン・ラグナ。

 

あらすじ

ブエノスアイレスの民家で、とある女性が超常現象によって無残な死を迎える事件が発生します。

その事件をきっかけに、主人公である隣人のウォルターの周りでも奇妙な出来事が起こりはじめ…。

なるほど。今回は超常現象モノね!

超常現象モノなら、以前この番組で『オキュラス/怨霊鏡』という映画を紹介してたけど、

あれと似たような感じなのかしら?

 

確かに、今回の作品は『オキュラス/怨霊鏡』と同じく超常現象モノの映画です。

…が、これはこれで『オキュラス/怨霊鏡』とは全く違うテイストの作品となっているのです!

『テリファイド』解説

解決されそうでされないモヤモヤ

この作品は、いわゆる超面白い名作、というわけではありません。

個人的に鑑賞後は「うーん…まあ、良かったんだけど……」と思ってしまいました。

理由の一つには「謎が解決されそうで、されずに終わる」という問題があります。

冒頭で述べたように、この作品は超常現象を扱ったホラー映画です。

「超常現象モノは、超常現象の原因を解決しなければならない」なんてことは決してありません。当番組で過去に紹介した作品に例えるなら『ババドック 暗闇の魔物』という名作ホラー映画がありまして、これは起こる出来事の原因が一切説明されないまま終わるものの、消化不良な感覚は全くないという大変優れた作品でした。

『ババドック 暗闇の魔物』を解説した動画です。

しかし、本作『テリファイド』には「超常現象解明のスペシャリスト」が登場します。そうなると話は別です。

例えば『NY心霊捜査官』のように超常現象を解明を目的として話が進むなら、「なにが原因なんだろう?」とワクワクしながら観てしまいます。なのに「結局なにもわかりませんでした」となってしまうと、消化不良感が否めません…。

『NY心霊捜査官』を解説した動画です。
まあ、観客の期待を裏切るという意味で許せなくもないんですが…。

クライマックスがない?

後述しますが前半は面白いことがバンバン起きるので、「いったいどうなってしまうんだろう?」というポジティブな思いで鑑賞できるのですが、後半の盛り上がりどころは暗くて何が起きてるかよくわからなかったり、どこかで見たことのあるような平凡な表現が続いたりしてお茶を濁すような展開が続きます。

ホラー映画は高いエンターテイメント性が求められるジャンルで、いわゆるポップなつくりでなくては観客が飽きてしまいます。意図的にそういう方向に作っていないホラー映画もありますが、本作はBGMや効果音の使い方、カメラアングルや前半の畳みかけなどから明らかにポップなホラー映画を目指しているにも関わらず、単純に目論見が失敗しているとしか思えないのが残念です。

では、なぜこの番組で紹介するに至ったのか?

それは、この作品には前述の残念な点を補って余りあるほどの魅力が詰まっているからなのです…!

FRESH !! 過ぎるオープニングの惨殺シーン

ネタバレ回避のために画像は使いませんが、オープニングで女性が死ぬシーンがマジ最高です。

ホラー映画は「これからどれだけ恐いことが起こるのか」ということを示すために、必ずと言っていいほど冒頭に超恐いシーンが入ります

この映画のつかみは主人公の隣人夫婦の妻のほうが超常現象によって殺されるシーンなのですが、その死に方が全く見たことのない残虐さ。

超常現象にもかかわらず、殺人への執着のような、なんともいえない人間味を感じる殺しかたとなっています。

さらに、そのシーンは殺されようとしている妻を夫が必死に助けようとする演出も最高で、「訳がわからないけど、とりあえず妻を助けなければ!」と四苦八苦するのですが、謎の強大な力を前になすすべもなく崩れ落ちてしまう…という演出が秀逸です。

とある残虐描写 ~『ハウス・ジャック・ビルト』に通じるもの

子どもの死体描写は、ホラー映画で登場することが少ない描写の一つです。ホラー映画はあくまでもエンターテイメントとして観られる場合が多いなか、子どもの死体をエンターテイメントとして受け入れられる観客が少ないことが理由の一つとして考えられます。

このような前置きをしたうえで大変書きにくいことではあるのですが、本作の中盤で子どもの死体にまつわる大変FRESHなシーンがあります。

本作は「観客に楽しんでほしい」という大変正しい想いから子どもの死体を登場させており、子どもの死体描写そのものに抵抗が無い方には楽しめる描写となっていると思います。ちなみに、『ハウス・ジャック・ビルト』でも子どもの描写がありましたが、あれは色々と問題のある作品で描写自体も厳しいものでしたが、本作『テリファイド』の描写は『ハウス・ジャック・ビルト』ほどではない、明確にエンターテイメントとして提供されていることが解りやすいものでした。

『ハウス・ジャック・ビルト』を解説した動画です。

まとめ

以上が『テリファイド』の解説となります。

記事の前半で述べたとおり、文句なしの名作とは言い難い作品ではあるものの、前半のハイクオリティ&ハイテンションさは一件の価値があると思います。

万人にオススメはできませんが、新鮮な映像がみたいホラー映画ファンには是非観ていただきたい作品です。

出演 : マキシ・ギオーネ, ノルベルト・アマデオ・ゴンサロ, エルヴィラ・オネット, ジョージ・ルイス, アクスティン・リッタノ
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