2DRPG開発日誌 #12 個人ゲーム開発者がやる気を出す思考法

個人ゲーム開発者がやる気を失ってしまう原因

やる気ありますか? 私はいつもありません。

何をすればいいのかわからない時、人はやる気を失ってしまうものだと思います。

というわけで、やる気を出す方法を段階別で書きます。

 

「ボンヤリとしたゲームの構想しかありません!」の人

漠然と「こんなゲームを作りたいなあ」と思っている時は、まずイメージボードを作りましょう

イメージボードとは、完成したゲーム画面の下書きみたいなものです。

簡単でいいので、「ここにプレイヤーが見えてる」「ここにこんなUIがある」「ここに敵がいる」「背景はこんな感じ」「地面はこんな感じ」など、下書きで適当に描きます。

フォトショップやイラレは不要です。色も要らないと思います。MSペイントの鉛筆ツールと塗りつぶしで適当に描きましょう。

私の描いたイメージボードを紹介します。

※iOSでリリース予定なので「ゲームDL画面の広告画像の1枚目」のイメージです。

※ステージセレクト画面のイメージです。

※装備画面のイメージです。

↑これはやりすぎです。本当はこの100倍簡単でいいのですが、私は絵が好きなので、なんか楽しくなってきて描き込み過ぎてしまいました。

 

もし既存のゲームとそっくりなゲームが作りたいなら、そのゲームのスクリーンショットをイメージボードにしても全然OKです。

細かいところは仕上げの段階で直して差別化すればいいのです。

ちなみに、「どんな見た目のゲームにすればいいかかわからない」場合も、この方法でOKです。

とりあえず似たようなジャンルのゲームのスクリーンショットを探して、それを作ることに決めてしまいましょう

作ってるうちに「ここはちょっと違うなぁ…」と思えてくるので、次第にイメージが固まります。

まずは固まってなくていいからイメージを決めてしまうことが大事です。

 

これができたら次に進みます。

 

「次に何をすればいいかわかりません!」の人

途中まではできてるけど、「次に何をすればいいか」がわからない場合。

イメージボードしかできていない場合もこれに該当します。

 

これは簡単です。ゲーム起動画面から順番に作りましょう

 

ゲーム開発は、どうしても全体を俯瞰して見たくなります。

プログラム全体の構造を考えながら作らないと「後で大幅なシステム改修が必要」となってしまう危険性があるからです。

 

しかし、全体を俯瞰して見ると、やることの多さに途方にくれてしまいます。

そのため、ゲーム起動画面から順番に作ると決めてしまえば、その日やることは常に決まっています。

起動画面ができていなければ起動画面を作ります。

そこから「ロゴがでるのか?」「いきなりタイトルが出るのか?」と考えていけばいいわけです。

 

では、もし後で大幅なシステム改修が必要になったらどうすればいいのでしょう? 恐いですね。

そこは「そのときは頑張ろう」と割り切ればのです。

立ち止まっているよりも遙かに前進しますし、その時の改修が学びとなり、二度と繰り返さなくなります。

常に目の前のことに集中することが大事です。

 

これができたら次に進みます。

 

「壁に当たってます!」の人

やろうとしていることが難しすぎて壁に当たっている場合ですが、

正直に言うと、「今までにないメチャクチャ斬新すぎるシステムのゲームを作ろうとして壁に当たっている」なら、まあそれはしょうがないです…。

 

…そうではなくて、「勉強すればわかるレベルのことと思われるが、自分のスキル不足でどうすればいいのかわからない」という場合は、ツリー形式でタスクを作ればOKです

 

例えば、いま私が当たっている壁は次のようなものです。

矢印を押すと、上に表示されている主人公の画像の持っている武器が切り替わるようにしたいのです。
あと、装備している武器によって主人公のステータスも変えたいですね。

そんなときは、次のようなタスクを作ります。

【装備UI】

●矢印を押したら武器の画像が変わる

○ボタンで画像が切り替わるようにする

・ボタンを押したトリガーを作る
・画像が切り替わるイベントを作る

●矢印を押したらステータスが変わる

○ボタンでテキストが切り替わるようにする

・ボタンを押したトリガーを作る
・テキストが切り替わるイベントを作る

これをメモ帳で作ります。メモ帳で充分です。

↑のタスクの手順はメチャクチャ適当ですが、適当でいいんです。わからないんだから。

 

まずは「装備UI」というタスクを作り、

「矢印を押したら武器の画像が変わる」という子タスクを作り、

それを実行するためにどうすればいいのかを考え、

「たぶん、ボタンを押したというトリガーが必要だよな」… などと想像して、それを孫タスクとして書き出してしまいます。

そうやってタスクを一回作ってしまえば、あとは一番末端の孫タスクを作る方法をネットで調べればいいのです。

 

ネットで調べてもわからない場合は、細分化が足りていない可能性があります。

何がわからないのかを突き止めれば、たいていの問題は解決することを常に意識しましょう。

 

「時間がありません!」の人

仕事から帰ったら即寝るしかない、起きたら即仕事にいくしかない、毎日忙しすぎて死ぬ、という場合。

その会社はブラック企業なのですぐに退職しましょう
仕事は年齢・学籍を問わずいくらでもありますよ。マジで(本気)。

 

そうじゃなくて、「ゲーム開発に割く時間がない」とは思うものの、

好きなゲームをプレイしたり、YouTubeを見たり、アニメを見たり、漫画を読んだり、Twitterを見たり…といったことを割と日常的にしている場合。

…気持ちは超わかります。

それは要するに「どうしても趣味の時間を優先してしまう」という問題です。

これは根本的な「なにをしたいのか」という話なのでこれといった解決方法がないのですが、

私のオススメはゲーム開発のYouTube動画を見まくることです。

ゲーム開発者のYouTube動画は探せば探すほどあります。

別に自分が作ろうと思っているジャンルじゃなくていいです。

とにかくやる気に満ちあふれている人の姿を見れば、必ず「俺もやってみようかな…」という気持ちが生まれてきます

そうやって根本的なやる気が出たら、この記事のどこかのパターンに当てはめてゲーム開発に着手しましょう。

 

以上です。

超基本的なことしか書いてなくてすみません…。初心者が書いた記事なので勘弁してください……。