Amazonは発送と同時に配送業者が決められ、発送通知メールに配送業者名と追跡番号が記載されます。
その追跡番号をヤマト運輸や郵便局に伝えれば、配送状況や配送時間の変更、再配達が可能となります。
…が、配送業者が「Amazon」とだけ表示されている場合があります。
「配送業者がAmazon?」
「Amazonの社員が配送してるの?」
「どこの配送業者なの??」
一体どういうことなのでしょうか?
「デリバリープロバイダ」とは
配送業者が「Amazon」となっている場合、配送業者はデリバリープロバイダであることを意味します。
デリバリープロバイダとは、Amazonが独自に契約している地域の配送業者のことです。
港区なら港区周辺を管轄する地域の配送業者、千葉市なら千葉市を管轄する地域の配送業者…というように、お届け先住所ごとにその場所を管轄する小規模な業者を選定して契約しているわけです。
デリバリープロバイダって信用できるの?
例えばヤマト運輸は50年近く、郵便局は150年近くも配送事業を営んでいます。これらの業者はいわば老舗、ベテラン中のベテランです。
そのような歴史ある配送業者と比べると、当然デリバリープロバイダの歴史は非常に浅く、マニュアルや社員研修も充実していないことでしょう。
普段は配送業務を営んでいるので、決して「全く信用できない素人」ではありませんが、歴史が浅い組織であることは間違いありません。
具体的にどこの業者なの? 連絡先を調べるには?
「自分の荷物を配送するデリバリープロバイダが具体的になんという業者なのか」
という点については、残念ながら調べる方法はありません。
デリバリープロバイダの場合、配送状況、配送時間・場所の変更、再配達依頼などは全てAmazonカスタマーサービスへ連絡することとなります。
カスタマーサービスに「業者名を教えて」と聞いても絶対に教えてくれません。
唯一方法があるとすれば、実際に配送された際、その配送担当者に「あなたの会社に直接連絡したい時の電話番号やEメールアドレスを教えて」と言えば教えてくれるかもしれませんが、恐らく『Amazonに連絡してください』と返答されるでしょう。
デリバリープロバイダに苦情を言いたい…!
Twitterを眺めていると、デリバリープロバイダによるトラブルは非常に多いようです。
しかし、Amazonのカスタマーサービス経由で指導を行うことは可能です。
Amazonとしても粗悪な業者と契約して客とのトラブルが頻発することを望んではいませんので、業者の対応に問題が判明すれば指導を行い、悪質な場合には契約を解消することだって当然あります。
デリバリープロバイダへの怒りをAmazonカスタマーサービスへぶつけてもしょうがないのですが、問題が起きたのに黙っているのは良くありません。
客とAmazon、双方の利益になるため、問題が発生した場合は冷静に起きたことを整理し、Amazonカスタマーサービスへ「こういうトラブルがあったので指導してください」ときちんと進言しましょう。
私が実際に受けたトラブル事例
私も頻繁にAmazonを利用しておりますが、何度か配送トラブルに出くわしたことがあるので、先日実際に受けたトラブルをご紹介します。
先日私はAmazonでUSB電源アダプタを購入しました。
商品到着日に外出中だった私のもとに配送業者から一本の電話が。
『商品を配達に来たのですが不在でした。郵便受けにぎりぎり入らない大きさで、ポスト(ダイヤル式)の番号を教えてくれれば中に入れておきますけど...。』
というなんとも非常識な電話。
配送業者もこのご時世忙しいのもわかりますが、当然私も教えることなく再配達を依頼しました。
まとめ
- 配送業者が「Amazon」となっていた場合はデリバリープロバイダによる配送
- デリバリープロバイダとは、Amazonが独自に契約する地域の小規模な配送業者
- デリバリープロバイダの連絡先を調べることはできないので、トラブルかあればAmazonのカスタマーサービスへ連絡して指導してもらう