クレジットカードやデビットカードって、注文時にすぐ支払えるのでとても便利ですよね。
最近は、請求されるとすぐにメールが届くシステムまであって利便性は右肩上がりです。
そんな魔法のカードですが、「注文金額よりも多く請求される」という声があるようです。
なぜそんなことが起こるのでしょうか?
そもそもクレジットカード/デビットカードってなに?
クレジットカードは、カード会社に購入代金を前借りして支払うことのできるカードです。
デビットカードは、カード会社が口座から購入代金を預かることで、カード会社経由で支払うことのできるカードです。
クレジットカードの支払いの場合、具体的には次のような手順が行われます。
注文を確定
Amazonがクレジットカード会社に「購入代金分の支払い能力があるかどうか」を質問する(認証)
カード会社がAmazonに「支払い能力あり」と回答する(承認)
Amazon側で出荷準備を進める
Amazonが荷物を発送すると同時に、カード会社に「決済確定(請求)」という情報を送る(支払い)
カード会社がAmazonに送金する
月々の決済金額の締め日以降の銀行引き落とし日(支払いから1~2ヶ月後)に、カード会社がカード名義人の銀行口座から決済金額を引き落とす
コンビニなど店舗で使用した場合は認証から支払いが一瞬で終わりますが、Amazonは認証から支払いまで時間が空く訳ですね。
デビットカードの支払いの場合、具体的には次のような手順が行われます。
注文を確定
Amazonがデビットカード会社に「購入代金分の支払い能力があるかどうか」を質問する(認証)
カード会社が銀行口座から購入代金を預かり、Amazonに「支払い能力あり」と回答する(承認)
Amazon側で出荷準備を進める
Amazonが荷物を発送すると同時に、カード会社に「支払い(決済)確定」という情報を送る(請求)
カード会社が、預かった代金をAmazonに送金する
コンビニなど店舗で使用した場合は認証から支払いが一瞬で終わるため「銀行口座から直接支払えるカード」と誤解している方が多いと思いますが、実際はクレジットカードと同じくカード会社経由で支払っている訳ですね。
Amazonは認証から支払いまで時間が空くので、銀行口座からお金が引き落とされてから支払いされるまでに時間が空き、その間、購入代金はデビットカード会社が預かりっぱなしということになります。
「請求」ではなく「認証」されているだけかも?
前項で解説したとおり、店舗でカードを利用する時と違い、Amazonでカードを利用する場合は、認証から支払いまでに時間が空きます。
カードを利用した際に「速報メール」のように届くメールに記載されているカードの利用金額は、認証によるもののため、速報メールの時点で支払いは行われていません。
速報メールを読んで「あれ?多く請求されてる!」と思った方は注意です。
注文金額よりも多い金額で認証が行われる原因は?
認証は、支払い能力の有無を確かめる目的で行われるものです。
ただし、何らかのシステムエラーにより認証が複数回行われたり、金額が分かれたりすることがあります。
その場合は、認証される金額が多くなりますが、発送時の確定される支払いの金額は注文代金通りです。
(クレジットカードの場合)注文金額より多く認証されたらどうなる?
クレジットカードの場合、たとえ注文金額より多く認証されたとしても、支払いの時点での金額は注文金額通りであるため、銀行からの引き落としは注文金額通りとなります。
実際に支払い確定された金額を確認するには、クレジットカード会社が発行するWeb明細や請求明細書を見るか、クレジットカード会社に問い合わせましょう。
(デビットカードの場合)注文金額より多く認証されたらどうなる?
デビットカードの場合、認証された時点でカード会社が銀行口座から購入代金を預かるため、「注文金額よりも多く認証される」=「注文金額よりも多く銀行口座から引き落とされている」ということになります。
この場合、支払い時点での金額は注文金額通りとなるため、引き落とされた金額との差額はカード会社から返金されることとなります。
認証ではなく、支払い(決済)金額が注文金額よりも多く確定されている場合
請求金額が多い場合、まずはこちらの記事を参照してください。
この記事でも解決しない場合は、カスタマーサービスに連絡して確認する必要があります。
まとめ
- まずは認証金額か決済金額かを確認する
- クレジットカードの認証金額が多いだけなら、多く引き落とされることはない
- デビットカードの認証金額が多いだけなら、決済時にカード会社から返金される
- 認証金額ではなく支払い金額が多い場合、他の注文のものでないかを確認する